確定申告の季節
個人事業主になる人は年々増えているそうですね。[要出典]
自分はなんとなーくなっておいたのですが(なんとなくなるもんじゃないと思います)、
しかも稼ぎ口も特に考えてないにも関わらず青色申告で税務署に書類を提出していたので、確定申告を提出する2月になると憂鬱でしょうがなかったのです。
毎年のそういった税金関係の書類提出、面倒じゃあないですか。
経費の方が上回ってるけど大丈夫か、税務署から電話来たらどうしよう、これで記入合ってるんだろうか、などなど。
個人事業主の確定申告は全てが手探りです。
そういうわけで今回は、解説にもあまりなってないやよいの青色申告の私の入力方法的なものです。
過去の青色申告
2019年度は、マネーフォワードでやりました。
2020年2月時点では間違いなく、無料で青色申告まで出来たのです。
いざ2021年もやろうとしたら、年額 11,760 円払わないと出来なくなってる!
インターネットビジネスなのだからお金がかかるのは当然ですね。
会計フリーもクラウド確定申告で入力はたいへんわかりやすいのですが、やはりいざ確定申告しようとすると11,760円/年かかります。
月額もありますが、「確定申告するその月だけ使う」というのは私はなんだか苦手なのです。(放置しといてなんですが…。心を入れ替えて21年度からはちゃんとやろうという意味で)
特に、2020年度は思いの外活動していたようで、入力する取引が多い事が2月になって判明しました。
2021年度からは経費として買うたびにきちんと記帳したり、ちゃんと税金や帳簿のことを覚えたいと改めて思ったため、買い切りソフトかつ一番の有名どころのやよいの青色申告しかないな、と思い、買うことにしました。
特にオンラインサービスは突然の事業撤退が普通にありえますので、その点も買い切りソフトの方が好みです。
やよいはやよいで提出方法などに大きな改変があれば買い換える必要が出てくる可能性がありますが、毎年買い換える必要は基本的にないらしいのと、毎年買ったとしてもオンラインの年額払いより安いため、お金を出すならソフト一択でした。
そこらへんは別のサイトの方も書かれてました。

自分もまったく同じ考えです。
やよいの青色申告 21 【電子申告(e-Tax)対応】 | パッケージ版
やよいの付け方メモ的なの
※以下の画像は、「やよいの青色申告21」の画面です。
現在私は事業主としてはごく小規模でオンラインで取引しているだけであり、店を構えるなどの複雑なことをまったくしていないため、売上高と経費の記入のみをしている自分がやよいの青色申告で入力する時に開く必要があるのは、下の画像の赤矢印のみです。
具体的には、
・「かんたん取引」で売上高を記入。
・経費はすべて個人用のクレジットカードか現金なので「事業主借」でつけるため、「振替伝票」で記入。
・記入した内容を確認したり、編集したかったら「仕訳日記帳」を開く。
これだけです。
かんたん取引
かんたん取引の「収入」タブから売上高を記入しています。
「取引日」には規定があるようです。また取引手段も人それぞれなので、上の画像はあくまで私の一例です。
少しわかりにくくなってしまいましたが、「摘要」は数年後に見てもわかるように内容をメモしておくってことです。
入力が完了したら「登録」ボタンを押して完了。編集したくなったら「仕訳日記帳」を開きます。
事業として口座を分けている人など、きちんと事業用に入出金を管理している人ならこのまま「支出」タブで経費を入力出来ると思います。
先程ちらっと書いたとおり、個人のクレジットカードや現金で経費の買い物もする私は、
「支出」タブの取引手段欄には「事業主借」と記述する必要があります。
しかし上の画像のように、かんたん取引入力には「事業主借」が存在しません。
また、表示されている取引手段以外を入力することが出来ません。
どこかから追加したり、表示させる手段があるはずだと思い探してみましたが、21年度でもおそらく出来ません。
ちなみにやよいの青色申告のオンライン版である「やよいの青色申告 オンライン」ではかんたん決済で事業主借を入力したり、「クレジットカード決済」で登録出来るっぽいです。なんで?
事業主借は「振替伝票」で入力する
そのため、「振替伝票」で経費を入力します。
こちらなら、事業主借で取引が入力できるからです。なんで?
というわけで、この「振替伝票」から経費を登録します。
ややこしいですが一度入力形式だけ覚えると簡単で、
日付:購入した日
伝票No.:自動で連番で入力される
決算仕訳:ちょっとわからないが私は空白にしている
借方勘定科目:仕事用に買ったり、支払った物事の科目
借方金額:買った商品の金額
貸方勘定科目:個人用クレジットカードや現金で支払った場合、「事業主借」(事業主貸ではない)
貸方金額:借方金額をコピペ
摘要:クリックしてエンター押してクリック、とすることで文章が入力できるようになるので、後から自分が見てすぐ分かるようなメモを残しておくといいと思います
で、入力し終わったら一番右上の方にある「登録」ボタンを押して完了です。
これも、内容を一覧で見たくなったり編集する必要がある時は「仕訳日記帳」を開きます。
勘定科目
ちなみに、私でいう「パソコン周辺機器費」などの勘定科目は、自分がよく使う物をわかりやすく登録するといいそうです。
ここらへんはネット上で税理士さんなど詳しい方が多数解説されてるのでそれをそのまま参考にしています。
取引タブ内や、振替伝票画面の上の方に表示されている「科目設定」で追加出来ます。
自分も税務署も一目で見て分かりやすい科目にすることで、自身も見返しやすく、税務署の監査も入りにくいのだとか。
私などはほぼ全て「消耗品費」として計上してもいいのですが、
「消耗品費」一つだけで何十万円にするよりも、数万円単位で科目をバラけさせることで分かりやすくするとのこと。なるほど分かりやすい。
このページで右クリックして「勘定科目の作成」で追加出来ます。
やよいを使っての青色申告はここで書く必要がないくらい楽
そしていざ青色申告する際も、作成した科目を「その他経費」の上に登録していきます。

その知識はこちらの記事を大いに参考にしました。
青色申告の記入方法はその人による部分が大きすぎるので解説は省略しますが、
正直、やよいを始めたてでまるでわからない状態での記帳より何倍も楽に申告書が作成出来ました。
しかもマイナンバーカードとカードリーダーを用意することで、家から出ることなく確定申告と、その後即納税が可能。
私はカードリーダーはこれを使っています。
安いのに安定。最近のPC機器はUSBを差すだけで使えるから楽ですね。
接触型ICカードリーダー マイナンバーカード 全国の住民基本台帳用ICカード対応 e-Tax(イータックス)での確定申告や行政サービスの電子申告に (32Bit版64Bit版OS対応) (BLACK)
今回記事に書いたような感じでやよいの青色申告でいい意味で適当に記帳するだけで、青色申告かつe-Taxの場合は青色申告特別控除で65万円引きが受けられます。
自分はそれがどういうことか今までよくわかってなかったのですが、大雑把に言うと自分が一年間稼いだ金額から経費を引いた後、65万円引きしてくれる制度です。
単純にもしも所得が65万円以下の場合、その年の所得を0円ということにしてくれるんですね。
所得が増えるほど税金が高くなる仕組みのなか、65万円も所得をなかったことにしてくれるなんて。凄まじい節税です。
(※これでもし税務署から何か来たりしたらまたネタ記事にします)
まとめ
今回初めて真面目に確定申告に取り組んだことで、税金は勉強する人には本当に有利になる仕組みになってるな……と改めて思いました。そして節税の楽しさに目覚めてしまいました。
今年は株も覚えつつ、プラスが出たとしてもそれもやよいの青色申告なら申告には困らなそうなのでありがたいです。
分からなかったので今まで手を出していなかったふるさと納税もさっそくやり始めました。楽しい!
やよいの青色申告はオンライン版の方がヘルプが充実していて、ソフトウェア版を解説してるサイトがやけに少ないのでこの記事を書き始めました。
私のようにネットで小さいことしかしてない個人事業主に向けたつもりですが、ほぼ自分用メモのようになってしまい申し訳ないです。
ちなみに相変わらずステマのような記事ですが弥生からは一銭ももらってません。
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