お布施

ミセスウィルソン 第1話 『夫の死』 感想

海外ドラマ
スポンサーリンク
宗陽

突飛なことを言う人。

宗陽をフォローする

これはスーパー!ドラマTVで始まったドラマ「ミセス・ウィルソン」の感想を記したものです。

ネタバレを多く含みますのでご注意ください。


……はい。

「独占日本初放送」という謳い文句で鬼のようにCMを流していた本作。
その甲斐もあって、まんまと第1話を見てしまったので、その素晴らしい内容について書かせていただきます。

という訳で
この1話を簡潔にネタバレしてしまうと

旦那が死んだよ

そしたら「旦那の嫁」を名乗る人が現れたよ!

もう一人の嫁一家と口論したりしたけどとりあえず旦那の葬式して埋葬したよ!

墓前でひとり悲しんでたら弔問客が「やぁドロシー、大変だったね」とか気遣ってくれたよ! あたしゃアリソンだよ! ちなみにもう一人の嫁もそんな名前じゃないよ! じゃあドロシーって誰だい!?

という訳で、旦那さんの3股疑惑が浮上したところで第1話は終了します。
旦那さんも罪な方ですね。

さて
上記の説明だけですと面白味に欠ける気がするのでここからは細かくおさらい。
アリソンという普通の女性が如何にして激動の人生を歩むことになるのか、そこら辺を物語に準えながら追っていきたいと思います。

まずこのドラマを見始めて一番最初に画面に表示されるのは「これは事実に基づいた物語である」という文字。
先制パンチとしてはなかなか優秀に抉り込んできます。

それもそのはず、この物語の主人公であるアリソン・ウィルソンを演じる方は、実際のアリソン・ウィルソンさんの本物の孫娘さんということで、力の入れ具合は半端じゃありません。

 

アリソン・ウィルソン役のルース・ウィルソンさん

 

オープニングが終わると画面には1963年の文字が。

ロンドンでタイプライターをぺちぺちする仕事をしているアリソンさんはお昼休憩になったことを確認するとさっさと帰宅。
小説家として家で執筆をしている旦那と一緒に昼食です。

 

旦那のアレックさん

 

 

執筆の進捗を聞き、常備薬を服用するよう言い含めたアリソンは「昼食は15分後ね」と言い残しキッチンへ。

15分と言わず、わずか10秒ほどで昼食を用意するアリソンさん。立ち食いそば屋もびっくりのスピードです。

持ち帰った花を花瓶へ

 

 

机を拭いて

 

 

冷蔵庫からトマトとサラダを取り出したら

 

 

アリソン「あなたぁぁぁぁぁ! 飯やで飯! ほら、ちゃっちゃと食いいや!」

 

 

……どうやら本日は炭水化物抜きの日みたいです。
旦那さんはこの献立を見て「やったぁぁぁ! 今日もサラダだぁぁぁ!」となるのでしょうか。
この後も仕事ある訳ですし、カツ丼とは言いませんが、せめてハムエッグくらいほしいところ。

それはともかく
何度か呼んでも返事をしない旦那。アリソンさんが様子を見に行くと旦那さんは寝室で倒れ、すでに帰らぬ人となっていました……。

抜いたのは炭水化物だけではなく、も、だったようですね……。

悲しむアリソンさん。
ひとしきり悲しんで少し冷静になると、神父様、医者、そして旦那から聞いていた電話番号の順番で掛けていきます。
この電話順、現代では考えられないような順番ですが、神父様から掛けるのは当時のロンドンなどでは割とポピュラーなものなのでしょうか。

とりあえず神父様とお医者様はおいといて、問題は3つ目の電話番号。そこに掛けると繋がったのはアリソンさんも知る人物「コールマン」女史でした。

旦那が亡くなったと告げるアリソンさんに、コールマンさんからの指示はただひとつ。
「普段通りに生活なさい。以上よ」

……なんとも一介の主婦とは思えないやりとりです。

その後、神父様に祈ってもらったり息子のひとり(次男)が帰ってきたりして夜を迎えます。
近所の人から「今は食欲ないだろうけど」とパイを差し入れしてもらったり、旦那の財布を鍵付きの棚にしまったり、鬱憤を晴らすように鬼のように掃除していると、またも玄関のチャイムが鳴りました。

「また近所からの同情パイかしら」なんて軽口を言いながら出てみると、そこには白髪を綺麗に纏め上げた女性が……。

 

彼女は「アレクザンダー・ウィルソンの家かしら?」と尋ねてきます。
そしてアリソンさんを見て「大家さんね」とも……。

それに対してアリソンさんが「いいえ。妻です」と答えると、来訪者である彼女の様子が一変します。
見かねたアリソンさんは「大丈夫? あなたは?」と声を掛けると……。

彼女はなんと!

な・ん・と!

「グラディス・ウィルソン。アレックの妻よ」と名乗るのです!!

……最初にネタバレしてますし全然衝撃的に見えませんね。
徹子の部屋が芸人殺しと言われている理由が身に染みてわかりました。

 

 

さて
自称・嫁はんを追い返し、その様子を窺っていた息子に「今のはお父さんの嫌いな親戚」と嘘ついて誤魔化すとアリソンさんは寝室に戻って探し物をします。
すると目的の物ではありませんが、一枚の書類が目に留まりました。

『公務秘密法』

その書類に誘われるようにして、彼女の遠い日常が甦ります。

 

――「署名を」

目の前の人物に言われた通り、「アリソン・マッケルビー」と記名。

「日付も」

言われるままに、次は日付を書き込みます。

――1940年4月8日

それは彼女の運命が大きく動き出した日。
旦那を亡くしたあの日から23年も過去のことです。

日付の記入を確認すると目の前の人物は若きアリソンさんにこう告げます。

これで秘密情報部(通称・SIS)の一員よ、マッケルビーさん。他言無用よ。あなたの働く組織はこの世に存在してないの。仕事の話になったら作り話を。あなたには通信傍受本部で働いてもらう」

1940年ということで第二次世界大戦目前みたいですね。どこの国も緊張が高まっていた時期なのでしょう。

……という訳で、晴れてアリソンさんは秘密情報部の一員です。

やったね☆

若きアリソンさんはそんじょそこらの普通の娘に見えますが、一体どうしてそんな国の未来を担うような組織の面接を受けるに至ったのでしょうか。

タウンワークでも見たのか……?
それとも近所の電信柱に『急募!! 秘密情報部で働く人 アットホームな職場です』というチラシでも貼られてたのでしょうか。

 

仮に貼られていたとして、そんなものに応募するアリソンさんもアリソンさんですが、何よりも奇怪なのが名前と日付を書いたらバイトに受かった件。

どこの地域にもひとつはあるヤンキーしか行かない高校みたいです。

……ちなみに『ヤンキー高校』の代名詞代わりに『魁!!クロマティ高校』というギャグマンガを調べたところ、おバカな高校の尺度として「引き算ができれば入学できる」と説明されてました。

……すごいです秘密情報部。
クロマティ高校よりもぬるいです。
さすがアットホームな職場を自称しているだけあります。

それはさておき
無事にクロマティ高校に入学したアリソンさんは試用期間もなんのその、面接からそのままお仕事開始です。

彼女のお仕事は簡単☆
諜報員の言葉をタイプライターで書き起こすだけです。
そして彼女が担当する諜報員とは……後の旦那となるウィルソン少佐でした。
二人の出会いの職場だったのですね。さすがアットホームな職場です。

さてこの仕事
上でも説明した通り、ウィルソン少佐が傍受した内容を翻訳し、それをアリソンさんが書き起こすというものなのですが、それを少佐が悪用(?)して隠れてランチに誘ってきます。

……相手は随分と年上。それに少佐ということは軍に属している人。いくら上司からのお誘いだからって、立場としては新人バイトと係長くらい違う。
……でも、同僚に聞いたところによるとあの人は係長だけじゃなく小説も書いていて、しかも私が大好きな作品の作者様……。
それに同僚が言うには彼ったら既婚者みたいだし……いけないわ……でも……。

――なんて逡巡を一瞬でもしたのか知りませんが、とりあえずあっさり高級そうな店でランチしてやがります。

その後も二人は公園デートなどを重ね、アリソンさんは係長に自分も創作活動してると開陳したり、係長が嫁の愚痴を言ったりと徐々に距離を縮めていきます。

あ、キーワードとしてアリソンさんが自分の創作活動の意義を卑下した時に係長が「こう言える瞬間が人生の中で来ると思うか? 『これが自分だ!』と」と返すのですが、CMでも使われてるし多分何かの場面で活きてくるのだろうと思います。

さて
アリソンさんの108ある過去編のひとつ「夫との出会い編」をお送りした訳ですが、時系列は「旦那を亡くした翌日」へと戻ります。

なにやら探し物をしていたアリソンさん。それが見つかることもなく、鬼のように掃除したり別の嫁が出てきたりで肉体的にも精神的にもお疲れのご様子。
気付けばベッドで鬼神の如くフテ寝していたらしく、息子さんに起こされます。

↑鬼神の如くフテ寝中のアリソンさん。

 

目覚めたアリソンさん。葬式準備などでいろいろと忙しいのでしょうが、本日の予定は『突撃』です。

出掛けた彼女はとある家の前で立ち止まり、インターホンを押します。
家主の了解を得て家に入ると、そこにいたのはコールマン女史でした。

 

コールマンさんと言えば秘密情報部の面接官だったり旦那が亡くなった時に一報入れたりした相手。
それもそのはず、コールマンさんはアリソンさんの旦那であるアレックの『管理者(ハンドラー)』と呼ばれる人でした。
言ってしまえば上司の上司、でしょうか。

コールマンさんが問います。
「なぜここが?」

少佐であるアレックを管理する立場にある人です。軍の階級とかよく知りませんが中佐以上の人なのかもしれません。
コールマンさんほどの立場になると、いくら身内と言えどその素性は厳重に秘匿されるものなのでしょうね。
現にコールマンさんは「死んだアレックが教えた」とは微塵も思ってない様子。
だからこその「なぜここが?」
コールマンさんはアリソンさんにはこの場所を知る術はないと考えているようです。

それに対してアリソンさんは答えます。
「前に夫を尾行したの」

……えっと……
アリソンさんのスキルがうなぎ登りですね……。
面接時の様子を見るに一介の小娘かと思っていたのですが、仮にも諜報員の、仮にも少佐という立場にまで上り詰める程の、しかもそれを管理する立場の者を含めた複数人にすら気付かせず、あっさり尾行を成功させていたとは思いませんでした。

まあまあ、その部分をつついても所詮は重箱の隅ってやつですし、まだ1話ですからね。きっと語られていないことも多いのでしょう。
もしかしたら『前職がくノ一』だったとか特技が『幽体離脱して自由に動き回れること』だったりするかもしれませんし、ツッコミを入れるのも野暮ってものです。

話を戻しまして
アリソンさんがコールマンさんを訪ねた理由は「アレックの離婚の書類が見つからないから、管理者であるあなたが持っているのでは」という理由での来訪だったようです。

しかしコールマンさんは「渡す物はない」と一蹴。
諦めきれないアリソンさんですが、それに追撃を入れるように「諜報員にとって文書の偽造は難しいこと?」と言い放ちます。
苦々しい表情のまま帰ろうとするアリソンさん。
その背中にコールマンさんは「カトリック教徒の離婚は難しいわよね。それも今更だわ」と嫌味なのかなんなのかちょっとわからない言葉を投げ掛けます。
それにカチンときたアリソンさん。「私は息子に嘘をつくはめに」と呪詛を漏らしますがコールマンさんは意に介さず「それが諜報の世界よ」と返し、現実の非情さにアリソンさんはそれ以上なにも言えなくなってしまいました……。

さて
コールマンさんの言い草に怒ったアリソンさんがくノ一時代の妙技をもってボコボコにするかと思いきやそんなことはなく、アリソンさんの脳内はまたも過去編へと旅立ちます。

アリソンさんが主張している『アレックの離婚』
それはまだ結婚する前の、ランチだかディナーだかわかりませんが、その日に遡ります。

アリソンさんの誕生日祝いとして来たっぽいレストランでアレックは「右のポケットと左のポケット、どっちがいい?」と合コンテクニックを披露します。
「右ポケット」を選んだアリソンさんにアレックは綺麗な万年筆をプレゼント。
いたく感激しているアリソンさんに「書き続けて。永遠に」と創作活動の後押しをしてくれました。

とりあえず感激は置いておいて、左ポケットが気になるアリソンさんは率直に聞きます。
すると左ポケットからは『離婚の証明書』が出てきました。

……お名前の欄には、あの日訪ねてきて「私が妻よ!」と啖呵切ってきた上品そうなおばあちゃん「グラディス」さんのお名前もしっかりと記載されていますね。

こんなものを見せておきながら「君のような若者に私は似合わない」なんて突き放すような発言をするアレックさん。

……今夜も合コンで磨いた妙技が光ります。

年齢も2倍だし離婚歴がある人は初めてだしそれにカトリックだしと『ダメな理由』は枚挙にいとまなく出てくるアリソンさんですが、その実、もう堕ちる寸前。

ちなみにそんな二人の様子を見ている人物がいます。
それは赤いベレー帽を被った女性。
この人は最初の過去編で訪れたレストランでも登場していると思うのですが、公式サイトによると、とある重要なキャラクターみたいですね。(後述)

 

それはともかくとして諜報員の旦那にも、且つ、同じく諜報員でありながら前職はくノ一だったアリソンさんにも気取られずに尾行するとは……。もしかしてこの女性は現役の御庭番とかなのかもしれません。

……諜報活動が得意な人ばっかりだな。この世界。

さて
良い雰囲気になりつつとりあえず万年筆もらってウハウハなアリソンさんは帰宅すると早速お母様にお手紙をしたためます。
書きながら万年筆を見て微笑んだり、本当の仕事は言えないから「救急車の運転手」と嘘を綴っていると……予想だにしなかった危機に直面します。

『ロンドン大空襲』

これによりアリソンさんは家を失ってしまいました。

 

困り果てたアリソンさんは夜の街を彷徨い歩きます。
すると偶然にもアレックさんの姿が……。
抱擁し、窮状を訴えるアリソンさんをアレックさんはお持ち帰り。
あとはまぁ、説明不要で大人の世界っていうか、睦言を交わすっていうか、子供向けの海外ゲーム風に言うと『ズッコンとバッコンの大冒険』です。

 

一夜明け、家を失ったショックもあってさぞアリソンさんは塞ぎ込んでるのだろうなぁとか思っていると、十字架もってお祈りしてるアレックさんをサガットステージの後ろの仏像よろしく見つめています。

 

……空襲で焼け出されたとは思えない余裕です。
さすがくノ一ですね。

 

そして時系列は現代(1963年)へと戻るのですが、アリソンさんは息子二人と共に神父さんとお葬式のプラン決めをしています。

――すると来訪者が。
それは妻を自称する憎き泥棒猫からの刺客。
「アレックの妻」を自称するグラディスさんの息子である「デニス・ウィルソン」の登場です。

 

さて
強敵との一戦を迎えたアリソンさんは果たし合いの場を近くの喫茶店かなにかに設定したらしく、そこで「アレックさんとの結婚証明書」を突き付けることで先制パンチをお見舞いしてやります。

そのパンチを正面から受けたデニスさんですが、証明書に目を通すと「名前と誕生日が違う」と疑問を。

……それってもう別人なのでは……。

まぁその疑問も予想していたのか、アリソンさんは「仕事のせいね」と飄々と答える。当然ながらデニスさんは「外交機関の職員?」と疑問を口にするのですが、アリソンさんはそれには答えず、「とにかく私たちは1941年に結婚してますから! それに(過去編で)離婚証明書も見た!」と突っぱねました。

しかしデニスさんもママゴトで来てる訳ではありません。
「両親は離婚してない」と冷静な様子で返答しています。

自分こそが妻であり旦那が自分に嘘をつくことはないと信じているアリソンさん。先制パンチで試合の流れを掴んだのか、追撃に次ぐ追撃のラッシュ状態です。

アリソンさん「この20年、夫はどこにいると思ってたの?」
デニスさん「仕事で間借りしてると父が……」
アリソンさん「嘘よ」

ここまではデニスさんの言葉に対して、多少吐き捨てるような、侮蔑の篭った物の言い方をしていました。

デニスさん「信じてた。生活費もくれたし誕生日も祝ってくれた」

しかし、ここでなぜか戦況が変わり始めます。
デニスさんの一言一句がとにかく気に食わないアリソンさん。
何を思ったか「幸せを壊さないで」と、「ここに何しにきたの?」とパワハラ発言を交えつつ情に訴えようと画策。

しかしデニスさんは情には流されません。
「葬儀に遺体が必要だから」と譲らず。
この言葉にさらにカチンときたアリソンさん。
「いや、ウチで葬式するし!」と返すも「母もするから」
「あたしが妻よ!」 → 「ウチの母もね」
「そんなの妄想よ!」 → 「書類に署名してないよ」

「したわ! 証拠があるもん!」

……流れが完全に変わりました。

デニスさんは名刺を取り出すと「できるだけ早く(証拠を)持ってきてね」と言って帰ってしまいました。

……これでアリソンさんは「家のどこを探しても見つからない」「上司のコールマンさんにお願いしても出してくれない」「記憶の中にしかない、一度見ただけの証明書」を出さなければいけなくなりました。

アリソンさん、どうして急に立ち回りを変えてしまったのでしょう。
あんなに攻勢に出ていたのに……。
もしかしてスタミナに不安でもあるのでしょうか。
くノ一なのに精神修業がまだまだですね。
……この様子ですと下忍どまりだったようですね。

まぁデニスさんの様子を見るにアレックさんが諜報員という事実を言う訳にはいかなかったみたいですし、何より愛した旦那様が自分に嘘をついていたという事実を認めたくなかった。
そして「生活費をくれたし誕生日も祝ってくれた」という父を、どこまでも純粋に「信じてた」というデニスさんに私の方が信じとるわ! と苛立ちを覚えた部分もあったのかと思います。

これはアリソンさんの精神修業が肝要になってきそうですね。
「煽り耐性0」という弱点を克服しないとデニスさんとのレスバトルは厳しいと思います。

さて
よくわからないけど、こう頻繁に突入されるともう恒例なのではと勘違いしそうですが、お馴染みの過去編です。

1942年。
結婚して1年が過ぎ、アレックさんはアリソンさんとの子供である長男を抱いて仕事(?)しています。

この過去編で重要そうな情報は以下の通り。

アレックさん「ちょっと仕事でエジプト行ってくるわ」

アレックさん「エジプト行くためにちょっと警察に捕まってくるわ」

アレックさん「その関係で犯罪者として新聞に載るわ」

という訳でアレックさんは警察にしょっ引かれ、しばらく経ち、エル・アラメインの戦いから一か月が過ぎても旦那は帰ってこず、元(?)仕事場を訪ねてコールマンさんに会うも「帰れ」と言われ、すったもんだしてたら旦那が帰ってきて過去編は終了です。

とりあえずここでは「アレック エジプト編」という空白期間があったと記憶しておけば良さそうです。

翌日、アリソンさんは役所に行くとアレックさんと自称妻であるグラディスさんの「離婚証明書」を探します。
しかし空振り。
担当者に聞いても空振り。
納得いかないアリソンさんは食って掛かるのですが、担当者に「(アレックさんは)有名人ですし新聞を遡ります?」と聞かれ、すごすごと引き下がりました。

このまま帰るしかないのか……と思った矢先に、アリソンさんの思考は奸計に陥ってしまいます。

「ないなら作ればいい」

書類から他人の離婚証明書を抜き取り、名前の欄だけ書き変えるという荒業を披露します。

……アリソンさんのスキルに「捏造」が追加されました……。

あくる日、自称妻の家まで行くと息子さんであるデニスさんが応対してくれました。
アリソンさんはグラディス家にぐうの音もでないほどの完全勝利をしてやろうと証拠である捏造した『離婚証明書』を突き付けます。

それを受けとったデニスさんは

デニス「記録はなかった」
アリソン「戦争のせいよ」
デニス「(書類の記入日を見て)……この頃、母はスコットランドにいた」
アリソン「戻ってきたのね」
デニス「バカな」
アリソン「その文書が全てよ」
デニス「父は仕事で文書の偽造をしてた?」
アリソン「まさか」

デニスから離婚証明書を取り上げる。

デニス「説明がつかない。なぜ戦争年金が支給されてる?」
アリソン「事務手続き上の間違いでしょ」
デニス「違う! 母の人生は壊されたんだ。公的に調べてもらってもいい」
アリソン「……公的に?」
デニス「警察に捜査してもらう。あなたの結婚をね。法的に有効だったのか、重婚だったのか」

……はい。
公的に調べるの時点でアリソンさんは取り乱し始め、ついには白旗をあげました。
アリソンさん前回の失敗をまるで学んでません。
精神面の脆さを克服しなければくノ一中忍にはなれないでしょうね。

……まぁ考えてみたらくノ一って「最初は豊富な技で相手を翻弄するが後半は調子に乗って大変な目に合っちゃう役どころ」って感じですもんね。
じゃあアリソンさんは「ある意味ではちゃんとしたくノ一」ですね。
なんだか安心しました。

泣きながら「彼を愛してた」と呟くアリソンさんに「(我々の)望みは葬儀と遺体だけだ」と返すデニスさん。
多分アリソンさんが何をしたか見抜いたでしょうに、なかなか男気があるレスバ強者ですね。

外国の葬儀の段取りがわかりませんが、デニスさんが言うには「ミサはそっちで構わない。でも埋葬はこっち。あと棺に彫る名前と誕生日は修正してね」と言われ、哀れ公文書偽造犯のアリソンさんはそれに従うしか道はなくなります。

……ミサはお通夜的な感じなのでしょうか。埋葬が告別式?

よくわかりませんが、とりあえず「海軍ジョーク」を言う長男を引っ叩いたりしてる内にアリソンさん一家は葬儀当日を迎えました。

引っ叩かれたばかりの長男はミサで立派に哀悼の意を表し、皆で国歌(?)を歌って故人を偲びます。

ちなみにこの時に女性の参列者が意味ありげにカメラを独占したり、アリソンさんに視線を向けたりしてから途中退席してました。

 

この人物の謎もゆくゆくは解けていくのでしょう。

ミサを終え、見送りの人たちに挨拶をしているとその中に交流のない人が……。

「お悔やみを、夫人。彼は立派な方で病院でも人気者だった」

当然なんのことやらわからないアリソンさんは「病院?」とオウム返し。すると「ミドルセックス中央病院のアシュビーです」との答えが……。

とりあえずアシュビーさんにお礼をし、アリソンさん一家はご遺体と共にグラディスさんの指定した場所へ。
グラディスさん、その息子のデニスさんと合流し、埋葬です。

埋葬後、墓前で『アリソン 対 デニス』の一騎打ちがありますが、いろいろと男気のあるレスバ強者のデニスさんは「いつか家族で会うことはできるかな? (アリソンの二人の息子は)異母兄弟だ」という儚い願いをぶつけますが、アリソンさんはそれを断ります。
……アリソンさんは、この顛末を墓場までもっていくつもりなのでしょうね。

その悲しい答えを受けてデニスさんが去ると墓前に膝を付き、お別れの言葉です。

「過ちをおかしたわね。でも、よき父親でよき夫だった。……私の夫よ」

アリソンさん、どうしてもゆずれない、認められない心情を吐露します。

すると空気を読まずに男性が話しかけてきました。

「戦前、インドで親友だったシャバーズ・カリムです。娘さんですかな?」
アリソン「妻です」
シャバーズ「これは失礼。目も悪くなったし何よりも久しぶりだ」
アリソン「以前会いました?」
シャバーズ「ドロシーでは?」

アリソンさん、顔にかかっていたヴェールを上げる。

「ドロシーって誰よ」
「すまん。間違えちゃった」
「いいからドロシーって誰?!」

するとシャバーズさんは「1942年の潜入任務の本当の理由を?」と問うてきます。
1942年。アレックさんがエジプトに潜入するため警察に捕まったあの日。
しかしそれ以上のことは何も聞かされていないアリソンさんは当然なにも知りません。その様子にシャバーズさんは「コールマンに聞け」と丸投げし、去ろうとします。
その背中に「ドロシーって誰やねん!」と何度問い掛けても答えを提示することなく。

……はい。
という訳で随分細かくなってしまいましたが第1話はこれにて終了。
新しい嫁の存在を匂わせつつ、次回へ持ち越しです。

ちなみにこのドラマ、全3回ということで、とても見やすいものとなっています。

ということは1話につき2人の嫁が追加されているので、最終回を含めてあと4人の嫁が登場しそうです。
いやいや、アレックさんのあの合コンテクニックを見るに、あと10人くらいはいけるかもしれません。

果たしてアレックさんには何人の嫁がいるのか!

コールマンさんは一体何を知っているのか!

ドロシー(公式サイトによるとレストランで覗いていた人がそうらしいです)には一体どんな特殊能力が!

くノ一だらけの忍者大決戦を制するのは誰か!

クロマティ高校、もとい、秘密情報部はアレックに何をさせていたのか!

次回は何回過去編をやるのか!

 

 

次回 『To Loveる -アレック-』

第2話 「夫の秘密」

ご期待ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました